地理に興味をもつために
- soukou268
- 2023年4月21日
- 読了時間: 2分
自身の子供がまだ小さいころのことです。
面白半分で、「おフロパズル」を買って、子供にさせてみたことがあります。
このパズルは、おフロの壁に貼りつくような、軽くて柔らかい素材を使っていて、
おフロに入っている間に、バラバラの都道府県のピースを、日本の型枠の中に
はめ込んで完成させる、というものですが、
それぞれの都道府県の形は大まかでも、お互いの位置関係は、よくわかるので、
子供と楽しみながら、ワイワイやっていました。
最初は少し時間がかかっていましたが、何回かやると、
ものの3分くらいで、仕上げてしまうようになりました。
このことを思い出して、机上で塾生の方にもやってもらったところ、
やはり数回で、驚くほど速く、仕上げられるようになり、
社会の成績も、上がっていきました。
手を使った作業の中で覚えていくことは、あまり苦労とも感じず、
とても速く覚えるんだ、ということを実感した経験でした。
このようなパズルに抵抗がある場合や、数名の方に、同時に
位置関係を教える場合などは、ポンチ絵を描いてもらう方法があります。
九州、四国、中国などの地域ごとに、
できるだけ簡単にした、県の割り付け絵、を描くわけです。
そして、その絵に、説明書き、を加えたりしていくと、
作業しながら、楽しく覚えられます。
世界の地理についても、この絵を描く方法は有効ですが、
世界の他の国については、日本よりは、なじみがありませんので、
学校で使う地図帳よりは、世界の国が少し大きく描かれている地図帳を
購入するのもひとつの方法だと思います。
私の持っている地図帳では、
たとえば、「韓国」がA3の紙いっぱいに描かれています。
これを見ていると、細かい地名や川の名前、山の名前などに目が行くので、
「知らない国」ではなくなってきます。
このように、パズル、ポンチ絵、大きく描かれた地図帳、など、
いくつかの方法がありますが、
やはり、実際に訪れてみる、ということが、一番興味を掻き立てることは
どなたも賛成いただけるのではないか、と思います。
外国に行く、などは、簡単にいきませんが、国内でしたら、
こうした方法で、よく見ておいて、調べて、連休などの時に訪れてみると、
満足のいく旅行ができて、さらに興味がわいてくる、
という循環になってくると思います。
知っているお子さんで、仙台まで、まさに弾丸で
羽生結弦選手、と荒川静香選手の手形、を見に行った方がいます。
神社・仏閣などだけではなく、「人」の軌跡を見に行くことを
目的とするのも、いいことだと思いました。
その地域や国が、身近になってきて、
他人事とは、思えないようになってくることが、
地理をおもしろいと感じる、一番の動機になるように思います。
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