高校総体の弓道競技を見に行きました
- soukou268
- 2023年5月12日
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自身は、高校、大学と弓道部に所属していたことと、
塾生の何人かの方が、出場・所属していることもあって、
高校総体の弓道競技を見に、小瀬競技場まで行ってきました。
たくさんの高校生がいて、圧倒されるような雰囲気があり、
皆、真剣に打ち込んでいる姿を見て、
やっぱり、若い人のこういう姿というのは、
いいものだな、と改めて思いました。
私の卒業した大学は、国立では珍しく、「体育」を専門とする学群があったので、
それぞれの競技で、全国大会で活躍したような、卓越した選手が入ってきます。
弓道でも、インターハイ個人優勝、中国大会個人優勝、というような
驚いてしまうような同期生がおり、大変高いレベルの能力を示していました。
たとえば、1年生の時から、20射を引いて、繰り返し全て当てたり、
2日間の練習(1日の矢数は60~80本ほど)で
1本も外さない女子の先輩がいらしたり、という具合です。
師範の先生は、当時範士八段で、70歳を過ぎておられたと思いますが、
的中はもちろんのこと、日置流印西派に伝わる教えの科学的な根拠についても
お話しくださり、またドイツに行って外国人に指導されるなど、
多彩な活動をされておられました。
一流というのは、こういうものかと、実感し、
到底足元にも及ばない自分の「分」というものをわきまえた、
という経験でした。
最近は、このような内容を、ネットや書籍で見ることはできますが、
「見る」ことと「経験する」ことは、少し違うと思います。
「見る」時は、その見る環境は、普段の生活環境から出ませんが、
「経験する」時は、その環境が普段とはまったく異なって、
長期間抜け出られないために、なんとかしないと、という意識が強く働き、
意欲やその後の行動に与える影響が大きいのです。
できれば、特に若いときは、様々な経験ができる環境に身を置いて
これからの将来に活かしてもらいたいと思っています。
学習塾をしている身としては、ひとつの方法として、
まずは、全国から学生が集まるような大学に行くことを勧めています。
いろいろな条件や制約がある中でも、
それによって得るものは、計り知れないと考えるからです。
高校生の、ひとつのことに真剣に打ち込む姿を見て、
自身の若いときの経験を思い出し、書かせていただきました。
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