計算を間違えない方法
- soukou268
- 2023年4月20日
- 読了時間: 2分
算数や数学の計算を間違えてしまう理由は、二つあると思います。
一つ目は、問題の後ろにある、計算をするスペースが小さいことです。
スペースが小さいと、どうしても、その中で計算を終えてしまおう、とします。
そうすると、ちょっと慎重に計算しなければならないところを
頭のなかでエイヤとやってしまったり、数字を小さく書きすぎて
3と8を取り違えたりして、間違う確率が多くなるわけです。
二つ目は、計算を横に横にと書いていってしまうことです。
これをやると、視線の左右の移動が大きくなるので、
ステップごとのチェックを数回でやった方がいい場合でも、
できるだけ1回で済まそうとしてしまい、
結果として、チェックが行き届かず、どこかで間違ってしまうわけです。
では、どうすればよいかと言いますと
まず、ノートの真ん中に、縦に、線を引いて半分に区切って、二列に使います。
問題を書き写したら、「=」を問題の、左端、に順次書いていって、
下に下にと計算を進めていくと、間違うことが少なくなります。
この方法だと、スペースを気にする必要がないので、
きちんとした大きさの数字で書くことができ、
計算のステップを、きめ細かく進めることができます。
また、視線が上の行からすぐ下の行に移動するだけなので、
移動が少なく、上の行の結果を、すぐ下の行でチェックできるため、
何回か見直すようになり、間違いを発見できることが多くなります。
このように、計算を書く枠組みをつくったら、あまり頭を使わずに
スモールステップで計算を書いて、進めていく癖を、つけていくのです。
計算は、間違ってしまったら、0点です。
途中経過は、一切見てもらえません。
ですから、間違わないために、別の箇所の計算をまとめている間、
それ以外の箇所の、変わらない数字や記号は、そのまま下に
何行書いていっても、いいのです。たとえば、
―(―2)2ー{3+(4÷2―1)} ・・・小さい2は2乗です
=―4―{3+(2―1)}
=―4―(3+1)
=―4―4
=―8
このように、先頭の「―4」は3回書いていますが、その間、( )の中と
{ }の中を順に計算して、スモールステップで、確実に計算していきます。
これをやっていると、ステップが頭の中に、きちんと刻まれていくので、
仮に、本番の試験で、時間がなくて、途中を端折って答えを出したとしても、
頭の中では、このステップをきちんと踏んで答えを出しているので、
間違う確率は低くなります。
このような習慣をつけて、計算が合ってくると、
自然に、算数や数学に対して抵抗がなくなり、
信頼のようなものができて、自信と意欲がわいてきます。
そうなれば、算数や数学の成績は上がってきます。
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